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2012年2月13日 (月)

彼女になりたかったの 私

12歳か13歳くらいの頃

テレビで見た

それはそれは輝かしい彼女

ピンクの美しいドレスで

とてもセクシーなボディを包んで

溢れる笑顔と

とても20代前半とは思えない貫禄と自信

そして

何よりもその歌声

声量も音の美しさも そして表現も

言葉は分からなくても凄さに圧倒され

今まで知らなかった

誰にもないその歌声に

まだ少女の私はすっかり魅了されて

「彼女のようになりたい

ううん 

彼女になりたい!」

そう強く強く思った

それから

日本版より輸入盤のCDの方が安いから

全然読めない歌詞もそっちのけで

お金がたまると彼女のCDを探しに

CD屋さんに通った日々








いつしか

彼女になる夢は別の方向に向かっていったけれど

彼女の歌声はいつも私のそばにあった

彼女が出た映画の主題歌は

コピーなら自信ありってくらい

息継ぎのタイミングも

音をかぶせるところも

みんなみんな真似をした

カバーじゃなくて

コピーすることが私の喜びだった


彼女が結婚して

それからスキャンダルが多くなって

歳を重ねるうちに

美しさに陰りが出ることもあった

そんなときは

悲しくて苦しくて

彼女に失望することもあった

関心がないなら失望はしない

彼女がまた幸せを手にして

あの歌声を響かせてくれると信じていた




でも逝ってしまった

今日は

ラジオから彼女の歌がたくさん流れて

そのたびに涙があふれて止まらない

今日は

彼女のステージをテレビで初めて見た

グラミー賞の日

あなたが輝いたあのステージを私は忘れない

ホイットニーヒューストン

あなたがいてくれてよかった

あなたに出会えてよかった 

大好きだな いまもあなたが

あなたが逝ってしまったことが

悲しくて悲しくて

仕方がないよ


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